Top of Angkor
* Spean=Bridge=橋 *
Spean Praptos(Kompong Kdei):アンコール遺跡最大の橋。九頭ナーガ。(2003.2.工事中)

Rute 6:Sp. Praptos/ Another Spean
Angkor Area:Sp. Thoma/Sp. Thoma/Sp. Memai

去年2002年8月、バッチュム南の王道を東のチャウ・スレイ・ヴィボールに向かっている時、壊れた橋に出合った。写真は撮ったのだが、何度も書いたようにカメラのアクシデントで写っていなかった。忘れていたのを突然思い出し、ずうっと気になっていた。
「橋が気になる」と掲示板に書き込むと背中を押してくれる人がいた。しかし、まだ早いと思っていたし、彫刻大好きなあたしとしては、ちょっと物足りない。そのうちに、と思いながらの旅だったのだが、シェムリアップから ストゥンへピック・アップの荷台に乗ったのが、「火付け」になった。
客は少なく、いい席?だったので見晴らしがきく。道路拡張工事真っ最中のR6、目に飛び込んできたのは道路断層面に見える、ラテライト!
「橋だ!」
びゅんびゅん飛ばすトラックを止める勇気はない。ストゥン唯一の宿のベッドに寝ころんで、どうしよう、どうしようと考える。今回の予定には入っていない。しかし、今工事中なのだ、一年・半年後に来ても新しい道に埋没しているかもしれないのだ。後日、何十回来ても見ることが出来ないかもしれない、今しかない・・・!いや、装飾もないラテライトの橋だもの、いいじゃないか今度にしろよ・・・
ああ、でも小さい橋はきっと、埋められだろう、未来永劫、人目に触れることはなくなる!そう思うと見届けなければ!という変な責任のようなものを感じたのだ。大袈裟なんだけど。
そして、その方法も考えた。

1)ピック・アップの荷台に乗り、橋を見つけたら止めて写真を撮る、ドライバーには前もって告げておく。しかしこれは、他の客に迷惑がかかるのでダメ!
2)タクシーでぶっ飛ばしながら行く。視界が狭くなるので止める。
3)バイタクで行く。わー!きつそうやな!

結局、バイタクで行くことにする。ストゥンからシェムリアップへ期間限定「橋巡り日帰りの旅」だ。
国道を歩いていると偶然、前日プリヤ・カンへのバイタクと出会い、英語ではなく、片言のクメール語で「古い橋を見たい」事を告げる。シェムリアップと言うと「遠い」と言われコンポン・クダイまで乗っけてもらう。(前日のプリヤ・カンの方が実際には遠くきつかったと感じたのだけれど)この間に橋は見つけられなかった。
コンポン・クダイでバイタクを乗り換える。スピアン・プラプトスにもまた寄った。
いくつか出合うとどんなところにあるのかが分かってくる。道幅が極端に狭くなっている所に橋はある。 ダムデック村まで小さな橋がいくらかあったのだが、悲しいことにあまりにも特徴がないために、区別がつかない・・・
一カ所調査している橋に出合い、正直ほっとした。調査もしないまま、土中に埋め込まれてしまうのかと思っていたから、なんだか緊張感が溶ける。シェムリアップで遺跡のあった場所に新しい寺が建っていたということもあり心配だったのだ。
そう、だよねぇ、勝手に埋めるわけないよね!

Spean Praptosからシェムリアップ方面へ
これといった特徴がなく名前も2つしかわからない。
これより東は道路沿いで見つけられなかった。

Spean Praptos以外はラテライトばかりのようだが、一カ所だけ砂岩片があった。廃材のように思う。


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