バイヨンから西に500m程行くと南への小道が見え、左折し更に100m強、右手に見える。
雨期のため小道は冠水しているが、バイクでも大丈夫。
本当はこの遺跡のことは、全く頭の中になかったのだけれど、トム西門へ行く途中、思い出したのだ。
大阪でのワット展のシンポジウムで講義をきいたというのもあるが。
雰囲気的にはプリア・ピトウの遺跡に近いか?小振りである。
リンテルや側柱の彫刻はバンテアイ・スレイ様式に近い気がする。
10世紀後半にラテライトの基壇上に中央塔のみ建立され、13世紀以降に何回か増築されたらしい。
ブッダの像も時代は下るように見える。
訪れる観光客は殆どいないだろうが、遺跡は手入れが行き届いている。
奈良文化が調査修復にはいっている。
静寂の遺跡(北西より)
中央塔が10世紀後半位に建立、左右の塔は後年のものらしい。
北側より
美しいリンテル
騙されないで!
この彫刻は違う2つのモノを重ねてあるだけ。連続した彫刻ではない。
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