Phnom Chisor 11世紀スーリヤヴァルマン1世建立: レンガ・漆喰、砂岩・ラテライトが使われている。 遺跡のすぐ裏手には現代の寺と僧侶の暮らしがある。丘の南側にセメントの階段、登り口にはご丁寧に段数を記載。大回りして、東門の方から参道を歩くのが気持ちよさそうだ。 ただし山頂本殿への石段は急である。 回廊のように見える周囲の建物は仕切られ、小部屋の壁際には随所レリーフの破片のようなものを置いてあったが、不自然でセメントで創ったレプリカに見えた。けれど案外本物だったのかもしれない。狭い中庭に祠堂や経蔵が数個密集し、壊れた祠堂の上部はトタンを葺いてある。本殿は30メートル?四方ぐらいの大きさだ。 ここを訪れた2002年2月始めの頃は、アンコール遺跡の雰囲気を楽しんでいただけで、よく見ていない。突然、強く惹かれたのは帰国後、勉強し始めた2002年4月からである。この時もカメラが壊れ、インスタント・カメラで撮ったのは、わずか7枚だけ。撮りたい物がうまく中央に収まらないのは、ご愛嬌。 プノンペン南55km。 |